ちょっと真面目な話し。
ちょーーー長文。
小説を読んでる気分でどうぞ☺︎
はるかが講師に至るまでの経緯を話します。
私は幼い頃からモダンバレエやダンスをしていましたが、中学2年生の時にとあるダンススタジオの講師と衝撃的な出会いをしました。
その先生は、例え話が上手で、いつでも生徒の可能性を信じ、そして自分自身の可能性を信じている女性でした。
ある時、ショーケースに出る話があり、まだまだショーケースに出れるほどのスキルはなかった私ですがどうしても出たく先生に出たいと懇願をしました。
すると先生は「来週までに今までのの振り付けを全部完璧に覚えてきたら出ていいよ。」と言ってくれ、その1週間、学校からの帰宅後、深夜遅くまで練習をしました。
1週間後先生に見てもらい晴れてショーケースに出ることが決まりました。
そしてレッスン後に先生のもとへ駆け寄り私は「だれにも負けたくないんです!」と言うと、先生は「ハルカ、勝ち負けではないんだよ。みんなで作り上げていくものなんだよ。」と言われました。
その時私はハッとしたんです。
練習や、考えることは一人でするかもしれないけれど、結果的にみんなで動いていくんだ。負けたくないとは、自分の弱さに、練習をしたくない、でもショーケースには出たい。と言う葛藤に負けたくない。って言う気持ちだったんだ。と気づきました。
日々の練習やイベントは順調に進み、年月も経ったある時です。
先天的なものと、練習のしすぎで膝の半月板を痛めてしまい、手術の必要があり、ショーケース直前に出演ができなくなってしまいました。
折角練習を頑張ってきた16秒のソロ。ここのために頑張ってきたソロ。そのソロを誰かに渡さなければならい歯痒さ。
立ち位置や振り付けも決まっていたのに私が抜けることで迷惑がかかってしまう。
だけど私一人が抜けたところでもきっとうまく進むんだ。と言う感情が湧いてきて、すごくすごく悔しかったです。
ですがそれらの感情も全て手放さなくてはならないと思うと自分がこれまでやってきた事が全て水の泡になったみたいで泣くことさえも腹立たしく感じどうすることもできませんでした。
そんな私に先生は一通の、ただ一言メールをくれました。
「今のハルカには必要な事。」
先生は、レッスン中に私にダンスを教えてくれましたがそれ以外の、“自分自身との関わり方と人との関わり方”を深く教えてくれました。
私が講師になった時、先生は、
幼稚園生でもわかる伝え方。
端っこで声を上げられない子にほど気にかけていく。
クラスを中断してでも一番できない子のペースに合わせていく。
と言うことを教えてくれました。
ダンスインストラクターや、ファッションモデルの経験を経て今の私があります。
きっと人は、受け取れる態勢になると、今必要な言葉にきちんと耳を傾ける事ができます。
どんな練習にせよ、続けていると色んなことに意味付けをしてしまいます。練習をやめるための理由を探してしまいます。
そしてがんじがらめになったりもします。
それでいいんです。
それが今必要なことなんです。
これを読んでいると何だかすごい経験をして私は足元にも及ばない。と思う方もいると思います。
そんなことはなくて、ただ、直向きに自分を知ることを徹底して欲しいのです。
自分の好きなことと、自分が得意なことはなんなのか。
これが嫌い!と思ったら同時に何が好きなのか。
いっぱいもがいて、自分の好き嫌いをいっぱい知って欲しい。
好きなものを無理に嫌いになる必要がないように、嫌いなものを無理に好きなる必要もないのです。
どんな状況にあろうと、自分自身を信頼する力を育てて欲しいです。
はるかも一生生徒だし、一生ビギナーです。
オンラインクラスでは目一杯生徒に頼っています。
そんな状況を生徒はニンマリ笑ってくれます。
生まれてくるのも一人で、死ぬのも一人なんです。
だったら生きてる最中くらいは色んな人に目一杯迷惑をかけて、その分目一杯許していきましょうね🍥なると
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